知床には国内で北海道にのみ生息する日本最大の哺乳類、ヒグマが数多く暮らしています。
その数は知床半島内で約500頭と言われ、世界有数の高密度生息地域となっています。
今回はそんなヒグマについて、改めて生態や現状の課題について紹介します。
ヒグマは最大で体長2m、体重400kgになる大型の哺乳類です。
肉食のイメージが強いですが実は食物の9割が植物質のもので、ミズバショウの根やどんぐり・果実を好みます。
しかし今年はどんぐりは不作、セミも少ないといった餌不足の年で、ヒグマ達も苦労している様です…!
また彼らは運動神経が良く、時速50kgで走る事が出来て木登りや泳ぎも得意というトップアスリート顔負けの力を持つ動物であり、アイヌの方々は「キムンカムイ(山の神)」と呼び神聖な動物として崇めていました。
しかし実は今知床では、車を降りてヒグマに近づいてしまうという問題が起こっています。
この行為は道路を狭め渋滞や交通事故を起こすだけでなく、ヒグマに襲われる危険もあります。
こういった問題を無くす為には、
ヒグマと適切な距離感を保ちつつどんな動物かを知り、「正しく恐れる」事が大切ですね…!
ですがそういったヒグマと適切な距離で接する事が出来るのも、ガイドツアーならではだと思います!
この写真は知床五湖地上遊歩道で二湖を撮ったものですが、こんな絶景を眺めながらヒグマを含めた知床の動植物達の息吹を、神々の土地知床でぜひ一緒に感じましょう!
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