先日、知床五湖スキルアップ研修に参加してきました。
内容は、知床におけるヒグマの推定個体数に関する座学と知床五湖現地での実地踏査です。
実地踏査では、普段私たちが立ち入り出来ない場所も歩きます。
今回は研修のため、特別な許可を得て遊歩道外に立ち入ります。
普段は絶対に入ることができない場所なので、ワクワクする気持ちもありますが、今回はガイドの研修です。
ただ歩くだけではなく、コース上から音を出して、離れた場所で聞いてみます。
これは、普段私たちがやっているヒグマ回避行動の確認ですね。
ヒグマになった気持ちでドングリを探していると、ガサガサと落ち葉の音がするため、周囲の音が聞こえにくかったです。
ヒグマも周囲の音が聞こえにくいでしょうから、お互いに気付かず接近してしまう可能性があり、危険です。
こういった場所では、大きな音でこちらの存在をアピールします!
ヒグマが背こすりをした木も見ることができました。
背こすりとは、立ち木に背中などを擦りつけて自分の臭いをつけるマーキングです。
この木にはヒグマの毛が付着していました!!
知床が静かになったこの時期に行われた今回の研修ですが、たいへん勉強になりました。
早くも来年のツアーが楽しみです♪
なお、今シーズンの知床五湖の利用期間は終了しておりますので、ご注意ください。
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