2023年9月27日水曜日

ヒグマについて

知床には国内で北海道にのみ生息する日本最大の哺乳類、ヒグマが数多く暮らしています。

その数は知床半島内で約500頭と言われ、世界有数の高密度生息地域となっています。

今回はそんなヒグマについて、改めて生態や現状の課題について紹介します。



ヒグマは最大で体長2m、体重400kgになる大型の哺乳類です。
肉食のイメージが強いですが実は食物の9割が植物質のもので、ミズバショウの根やどんぐり・果実を好みます。

しかし今年はどんぐりは不作、セミも少ないといった餌不足の年で、ヒグマ達も苦労している様です…!


また彼らは運動神経が良く、時速50kgで走る事が出来て木登りや泳ぎも得意というトップアスリート顔負けの力を持つ動物であり、アイヌの方々は「キムンカムイ(山の神)」と呼び神聖な動物として崇めていました。


しかし実は今知床では、車を降りてヒグマに近づいてしまうという問題が起こっています。
この行為は道路を狭め渋滞や交通事故を起こすだけでなく、ヒグマに襲われる危険もあります。

こういった問題を無くす為には、
ヒグマと適切な距離感を保ちつつどんな動物かを知り、「正しく恐れる」事が大切ですね…!


                                

ですがそういったヒグマと適切な距離で接する事が出来るのも、ガイドツアーならではだと思います!

この写真は知床五湖地上遊歩道で二湖を撮ったものですが、こんな絶景を眺めながらヒグマを含めた知床の動植物達の息吹を、神々の土地知床でぜひ一緒に感じましょう!






2023年9月26日火曜日

秋の知床のオススメ

 突然ですが皆さんは「秋」という言葉を聞いてどんな景色を思い浮かべますか?

一般的なものでは色とりどりの紅葉や、きのこや栗といった食材達を思い浮かべる方も居るかと思います。

しかし知床の秋にはそれら以外にも様々な生き物達の姿や生態に溢れています。

今回はそんな秋に観られるオススメの動植物達について紹介します!


まずは冬毛のエゾシカ達から!

エゾシカは冬の枯れ木や落ち葉に紛れるこげ茶色の服に身を包み始めます。

そんな衣替えと同時にエゾシカにとって秋は恋の季節でもあります。オス達は繁殖相手を求めて、ライバルと激しく角を打ち合う光景が各地で繰り広げられます!


次は鳥類に目を向けてみましょう。

秋は実りの季節。ミズナラは実らせたどんぐりを落とし、紺色の実のヤマブドウは我々人間からも魅力的なデザートに見えてきます!

そんな果実は冬を控えた鳥達の重要な餌資源です。果実や木の実が好む鳥は様々ですが、その中でも私のお気に入りがこの鳥。

この美しいグラデーションの可愛らしい鳥は、「ミヤマカケス」と言います。

ミヤマカケスはどんぐりが大好物で、見つけると地面に隠す"貯食"という面白い習性を持っています。
もしかしたら秋にはそんな姿を見る事が出来るかも知れません!



お次はこんな鳥


これは「クロガモ」という鳥で、日本には秋から九州以北の海上に飛来しますが、東北以南では見かける事が少ない鳥です。

この写真に写っている中で黒と黄色の個体がオスで、頬から頸部の白い個体がメスです。
このツートーンがとても印象的なカモですね。


秋にはこういった動物達が知床では観察出来ますが、私達のツアーではそのチャンスがぐっっっと高まります!

【けもの道ガイドウォーク】は原生林の中を抜けて、最終的に″象の鼻"という断崖絶壁の目の前を目指すツアーですが、原生林ではエゾシカやミヤマカケス、断崖では海上のクロガモが!といったようにそれぞれ観察出来るチャンスを含んだツアーとなっています!

                                    象の鼻と断崖

 けもの道ガイドウォークについてはこちらから!
 →https://www.shinra.or.jp/animal_trail_guide_tour.html


ぜひ私達ガイドと共に、秋の動植物達を探してみましょう!!











2023年8月30日水曜日

カムイワッカ湯の滝!!

SNSでも「いいね👍」が多い、「カムイワッカ湯の滝」

ウトロ温泉街から約23キロ、知床五湖よりさらに砂利道を約11キロ走った場所にある「カムイワッカ湯の滝」。

落石の影響で2006年より立ち入りが規制されておりましたが、近年期間限定(2023年は10月1日まで)で、再度立ち入りが可能となりました。

人の立ち入りが少ないこのエリアへは、動物や野鳥との遭遇にも気を引き締めて、向かいます。



現地に付くと、そこは「秘境」という言葉にふさわしい、「空気感」「気温」「鳥のさえずり」。日常を忘れる圧倒的な景色です。
濡れてもよい服装で、ウォーターシューズやサンダルを履き、ヘルメットを装備して、いざ、「カムイワッカ湯の滝」へ!



水しぶきを浴びながら、原生林の木々と、青い空に囲まれた川を登ります。
上れば上るほど、湯温があがっていく不思議な川は、まさに「地球のパワー」を体感できる秘境スポット。
現在は、四の滝下部まで上ることができ、ここまで登ると、ぬるめのお風呂くらいの湯温になります。


片道約400m。高低差は約80m。
川の入り口から四の滝までの往復で、80分前後の滝のぼりツアー。
温泉成分を含む水が流れているため、足元は滑りやすいので、登下降には注意が必要です。


秘境感あふれる「カムイワッカ湯の滝」。シンラでは「貸切カムイワッカ湯の滝のぼりツアー」でご案内中です。