さて、前々回、前回と暖かくなる重ね着の内訳をご紹介してきましたが、今回は一番外側です。風を通さず濡れに強い素材のものを上下に着るというのが基本になります。
理想的なのは、防水性もあり透湿性のある素材のもので、代表的なものに「GORE-TEX(ゴアテックス)」というものがあります。昔から多くの会社に採用されていて、防水透湿性の高い1枚の膜をナイロン生地などにラミネートして使用されます。
防水性があっても活動して汗が外に放出されないと上着の内側が結露してしまって濡れてしまうことがあるのです。
一方、防水性は落ちますが、“ソフトシェル”という透湿性や伸縮性の高い素材のものもあります。適度に保温性も(もちろん防風性も)ありますので、悪天候でなければ十分に使えます。僕は流氷ウォークの際には、ソフトシェルのパンツを履いたままドライスーツを着ています。ナイロンの擦れる“シャカシャカ”感を好まれない方にも良いかもしれません。
どちらも目的や用途に応じて様々な製品がありますので、登山用品店やアウトドア・ショップなどで相談されると良いでしょう。
(緑のジェケットと黒のパンツはGORE-TEX使用のタイプ。赤はソフトシェルです。期せずしてクリスマスカラー?)
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