ポツポツ、シトシト、サーサー、ジャ―ジャー、と刻々と変わる雨の音の中、森ではパタンッパタンッと大きめな音がします。ヒグマが来たのかと辺りを見回しても気配はありません。見てる傍からまたパタンッパタンッと。
目の前の笹が音を立てていました。
枝から落ちる雫が笹にあたる音でした。
自然の中には様々な音があふれています。ジャッジャッと近くではノビタキも鳴いていました。こうして耳を澄まして聴いてみると、森の音、雨の音、沢の音、時には動物の息遣いまで聞こえてきます。それを表現する方法が日本語はとても豊かですね。実際に外国語と比べてみると日本語のオノマトペはとても多くあります。その理由のひとつは、僕たち日本人が音を左脳(言語脳)で聞くから。つまり音を「声」として聞いているそうです。
普段とは違う森の声を聞けた一日。今日の知床は雨でした。
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