2013年12月31日火曜日

青空の広がる

大晦日。皆様いかがお過ごしですか?
この1年もありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を!

2013年12月30日月曜日

冬の服装【小物編】


さて、冬の服装のご紹介は今回が最後となります。最後は【小物編】です。足先を含め、頭や手先といった体の末端を冷やさないことも重要ですので、意外と大事ですね。
長い時間屋外へお出掛けになる際は、暖かい帽子と手袋は必携と言えると思います。
帽子は耳まで隠れるものが良いでしょう。
手袋は風を通さないものが安心ですね。スノーシューイングなど雪遊びに使う場合は、インナーが外せて単体でも使えるものが便利です。(濡れても乾かしやすいですし)
個人的には使わないのですが、ネック・ゲイターなど(マフラー類)のように冷たい風の進入を防ぎ衣類の内側に閉じこもっている熱を逃がさないものもあると安心ですね。
(流氷ウォークは、専用のグローブがありますので体験時は手袋は必要ありませんが、ドライスーツの脱着前後に手が冷たくなりますので必ずお持ちください。また、首まわりももたつきますので、ドライスーツ着用時はマフラーやネック・ゲイター類はお外しください。)

(右上から時計回りに、まず帽子類。黒は風を通さないフィルムの入ったフリース製なので、多少湿った雪でも安心。柄はいわゆる“ニット帽”。最近は裏にフリースが付いているのでさらに暖かくチクチクしにくいです。右下はネック・ゲイター。左下は風を通さないフリースのグローブとナイロン製のもの。メーカーは違いますが組み合わせて使っています。フリースのグローブは細かい作業も可能なので、普段は単体で使用。左上はスキーやスノーボードで使うようなタイプで、上着の袖口を覆うことができ、冷たい空気や雪が体や手の中に入りにくいです。)

冬の服装【靴編】


スノーシューイングの際は、暖かくて濡れにも強い靴がベストです。
また雪が入りにくいことを考えると足入れ口がくるぶし以上の高さがあると良いでしょう。
街では定番のムートンブーツやダウンのブーツは、暖かいですが濡れに弱いものが多いのでスノーシューイングでは不向きです。
防水透湿素材を使用したトレッキング・シューズを暖かい靴下と組み合わせるのも一つの手ですね。
流氷ウォークはドライスーツにブーツが一体型ですので、ムートンブーツなどでも構いません。

(奥は子供用のスノーブーツで、購入時に替えのインナーも付いていたりします。手前はGORE-TEXを使用した革のトレッキング・シューズ。“スパッツ”と組み合わせると雪が靴の中に入りにくくなります。個人的にはこちらを履いています。)

2013年12月29日日曜日

12月

鉛色の雲が低く垂れ込めて白波の立つオホーツク海。まさにこの時期らしい光景ですが、あとひと月もすると流氷が押し寄せてくるのです。
今年も残りわずかになりましたね。

冬の服装【上着の番外編】


冬の上着といいますとダウン・ジャケットなど中綿素材のものを想像される方も多いと思いますが、私たちは実は普段はあまり着用しません。とても暖かいので活動量が少ない場合や長時間歩く場合の休憩時に体を冷やさないよう着ることがほとんどです。前述のスキーやボードのウエアのように工夫していただくと良いでしょう。
ダウンは軽くてコンパクトになるので、万が一に備えて携帯するにも良いですし、最近はフリースのようにインナーに着られるタイプも多いようです。弱点としてほとんどの場合濡れると保温力が落ちるので注意が必要ですね。
PRIMALOFT(プライマロフト/プリマロフト)」や「Thinsulate(シンサレート)」など合繊のものもあります。濡れに強く、薄くても保温性が高いなどの特徴があります。

(フード付きのジャケットはPRIMALOFTが使われていてGORE-TEXですので濡れにも強いです。ベストはダウンが使われています。付属の袋に小さく収納できます。)

冬の服装【上着の後編】


今朝はこの冬一番の冷え込みです。午前8時前に氷点下6.9℃を記録しています。
さて、先日【上着の前編】ということでご紹介いたしましたが、もちろんスキーやスノーボードのウエアでも構いません。ただし保温性が高いものを着て中間着を薄手にしてしまうと3月など天気が良い日に上着を脱いで調節することが難しくなりますので注意が必要です。
また、流氷ウォークの際にはオーバーパンツ類は脱ぐことになるのですが、野外でドライスーツを着用しますので、そのまま脱げるように工夫されると良いでしょう。

2013年12月27日金曜日

J-WAVE SURF&CARAVAN

J-WAVE 81.3FMの毎週土曜日午前6時〜8時にオンエアの番組「SURF&CARAVAN」。明日28日の「NATURE GUIDE」のコーナーにお声かけいただき、ナビゲーターの井上ジョーさんと少しお話しさせていただく予定です。
南関東エリアにお住まい&いらっしゃる方、是非!
でも、緊張。。

2013年12月26日木曜日

穏やかな1日

今は−2℃ほど。風も弱く、12月初めてではないかと思うほどの青空も広がった今日の夕暮れ。
明日からは低気圧の影響で土曜日まで道内は大荒れの天気になりそうです。
道内にお住まいの方、そしてお越しの方はくれぐれもお気をつけください。

2013年12月25日水曜日

冬の服装【上着の前編】


さて、前々回、前回と暖かくなる重ね着の内訳をご紹介してきましたが、今回は一番外側です。風を通さず濡れに強い素材のものを上下に着るというのが基本になります。
理想的なのは、防水性もあり透湿性のある素材のもので、代表的なものに「GORE-TEX(ゴアテックス)」というものがあります。昔から多くの会社に採用されていて、防水透湿性の高い1枚の膜をナイロン生地などにラミネートして使用されます。
防水性があっても活動して汗が外に放出されないと上着の内側が結露してしまって濡れてしまうことがあるのです。
一方、防水性は落ちますが、“ソフトシェル”という透湿性や伸縮性の高い素材のものもあります。適度に保温性も(もちろん防風性も)ありますので、悪天候でなければ十分に使えます。僕は流氷ウォークの際には、ソフトシェルのパンツを履いたままドライスーツを着ています。ナイロンの擦れる“シャカシャカ”感を好まれない方にも良いかもしれません。
どちらも目的や用途に応じて様々な製品がありますので、登山用品店やアウトドア・ショップなどで相談されると良いでしょう。

(緑のジェケットと黒のパンツはGORE-TEX使用のタイプ。赤はソフトシェルです。期せずしてクリスマスカラー?)

2013年12月24日火曜日

冬の服装【中間着編】


寒がりの僕は、ここはちょっと他の人よりも重ね着が多めかもしれません(笑)
2月の厳冬期で、上半身は薄手のフリース・プルオーバー+中厚程度のフリース・ジャケット、下半身は中厚程度のフリース・パンツを履いています。流氷ウォークの際には、この服装でドライスーツを着ます。
もちろん、ウールのシャツやセーターを組み合わせても良いと思います。
フリースが良いのは、軽くて動きやすく、汚れても気軽に洗濯できる点です。風を通さないタイプもありますが、基本的には風を通すので単体ではなく、風を通さない上着と組み合わせます。
(ドライスーツを着用する「流氷ウォーク」では、タートルネックのセーターやフードのある厚手の生地のものは首まわりがもたつきますので、避けていただいた方が無難です。)

(青のジャケットと黒のパンツは中厚程度のフリース生地です。フードのタイプは薄手で春や秋の肌寒いときに単体でも着られます。)

No Title

積雪の少ない今年の12月ですが、明日は“ホワイトクリスマス”になりそうです。

2013年12月23日月曜日

冬の服装【下着編】


ようやくそれらしい寒さが続いています。
こんなときに目立たないけど真価を発揮するのが下着や靴下です。普段の服装でもここを変えるだけでかなり暖かさが違うと思います。
下着も靴下も綿製品は汗をかいたり濡れると体を冷やしますので、暖かい化繊や毛のものが速乾性もあり最適です。
下着は袖や股下が長いもので、生地の厚さが選べる場合は寒がりの方は中厚以上のものが良いでしょう。
靴下は個人的には素材がウール中心の靴下を利用しています。汗をかいてもドライな肌触りで、長く使っていても化繊独特の嫌な感触が無いのが良いのです。特に流氷ウォークの際は、ドライスーツのブーツがゴムのため足下が冷たくなりやすく、靴下が暖かいとより快適です。

(青の上下は通年で使用できるタイプ。緑と灰色の長袖は薄手のタイプで厚手の黒のパンツと組み合わせて重ね着の一番下に着ています。)

2013年12月21日土曜日

冬の服装について

今日は久しぶりに真冬日の一日になりそうです。1週間前にもありましたが、今年はその1日だけといういつもよりも気温の高めな12月です。
さて、このホームページでも【おすすめの服装】ということで季節ごとの服装について簡単にご案内していますが、ご参考までにこれからしばらく何回かに分けて写真入りでもう少し詳しく快適な(といっても今はもっと進化しているかもしれませんが。。)服装のご紹介をしたいと思います。
まず次回は【アンダーウエア編】。


2013年12月18日水曜日

仕事中のうれしい事

先日、嬉しいことがありました。

shinraの事務所で某番組の冬の番組ご協力の打合せをしていた時です。



打合せにお越しいただいた方が、
「ガイドさんと、歩くと、他の人には見えないものが見えてくるんだよなぁ。」
と、おっしゃってくださいました。


それは、野生動物との出会いだったり、
彼らの、痕跡、生活だったり。
その土地の歴史や、地形の成り立ちだったり・・・。


「さーっと通れば、数十分で移動するなんて事のない距離が、
ガイドさんと歩くと、何時間もかっかっちゃうんだよ。
楽しんだよなぁ。」


その方は、ガイドと知床を歩くようになり、
知床が好きになり、四季を通して何度も足を運ばれているとの事でした。


私は、直接、打合せには参加していませんでしたが、
パソコンを見ながら、嬉しくてにやけてしまいました。


「ガイドさんと歩いてよかった。」
そう、言っていただけると。本当にうれしくなります。


番組の取材、そして公開も楽しみです。
まだまだ、先の話ですが、詳細はブログでご案内しますね。



写真は、あの動物の足跡ですよ。



ウトロまでのAccess

流氷ウォークに、行きたいんだけど・・・。
どうやって、行ったらいいのだろう?

私も、10数年前に、ウトロに観光で来た時どうやって行けばいいの?
という事が、一番頭を悩ませた事でした。


と、いうことで、皆さんのお役に立てたらと思って、ウトロまでの「アクセス表」を作りました!!

クリックで拡大

なるべく分かりやすく。と思って作成したのですが、いかがでしょうか。
是非、旅程を考える際に、活用していただければと思います。


ちなみに、ウトロ地区内のホテルでは、宿泊者が利用可能な無料送迎バスを運行しているホテルもあるようなので、時間が合えば、活用できると良いかもしれませんね。


アクセスと言えば。。
首都圏からは、
一番早い飛行機に乗って→→最終便の飛行機で帰るという、弾丸ツアーにて、流氷ウォークを楽しまれる方もいらっしゃいます。

北海道滞在約12時間で、

「非日常的な、白銀の世界でリフレッシュ!!」

そんな、過ごし方もありますよ。


2013年12月16日月曜日

NATIONAL GEOGRAPHIC

昨日はご迷惑をおかけいたしました。
この時期は、低気圧の影響で大荒れの天気になることがたびたびあります。
そんな日は外に出られない(危ないので極力出掛けない)わけですが、こういったところに暮らしていると特に受け入れざるを得ないという感覚が強くなる気がします。

さて、なかなかモノを捨てられない私は、服のタグなども洗濯するときに見るかな?なんて取っておいてしまったり、靴の箱も引っ越したりするときにあった方が良いかな?なんて性格なのですが、こちらの黄色い背表紙の雑誌たちも2度の引っ越しをくぐり抜け、創刊号のその前の版からしっかり揃ちゃっているので、ここまで来るともう逆にもったいなくて処分できないという、、、。着実に本棚は黄色くなってきており、よくよく見ると18年前なので230冊近くある計算。。さすがに呆れられますが、自然や野生動物はもちろん新しい発見や調査など興味深い記事や写真も多く、読み返してみたりするのでね。。最近は電子版もあるようですが。。余談が長くなりましたが、外に出られない日には、「知の冒険」というのはいかがでしょう。

2013年12月15日日曜日

本日15日(日)の営業について

15日(日)14:50更新。
先ほど停電が復旧いたしました。天候も小康状態になったため、現在事務所に1名おり、順次ご予約のお返事等させていただいております。ご返信が遅れることもございますので、あらかじめご了承いただければ幸いです。ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
引き続き悪天候警戒のため、本日はまことに勝手ながら17:00までの営業とさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

暴風雪と停電の影響により臨時に休業しております。
電話等復旧いたしましたらばまたこちらのブログでお知らせいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

2013年12月9日月曜日

日没が早くなりました

1年でも今が最も日没が早い時期です。15:40頃には太陽は沈んでしまいます。

2013年12月5日木曜日

流氷って、どうなんだろう?

流氷って、どんな様子だろう?と、漠然と思っていらっしゃる方も多くいらっしゃると思います。


私が、初めて流氷を見たのは、2002年の冬です。

山々は、雪で真っ白。
道路も真っ白。
そして、流氷で覆い尽くされた海も真っ白。

ここまで、純白な世界を見たことがなったので、
感動を越えた不思議な気持ちになった事を覚えています。
もちろん、スキー場も真っ白な雪で覆われていますが、それとは違う、町全体が白いというのは、
とても、不思議な光景でした。




数年後、ウトロの住むようになり流氷ウォークのガイドを経験して感じていることは、

「本当に美しい」

という事です。


流氷は、風などの様々な自然の影響を受け、毎日変化をします。
日々変化する芸術品といっても過言ではないかもしれません。


流氷ウォークで海上に出てみると、
昨日歩いた、自分の流氷の上の足跡が、翌日には壁のように、せり立っていたり。
美しさだけれなく、大きな流氷をも動かす、大自然の力を感じることができます。


知床の、流氷。
是非、来年は楽しみに足を延ばしてみませんか?

いつにするの?
「いまでしょ」






2013年12月1日日曜日

sorel caribou

雪が降ると大活躍。僕らの定番、冬の日常履きで“スニーカー”みたいな感覚?です。
たぶん15年以上前に購入してから、冬は毎日履いていますが全く修理知らず。
気が向いたら蜜蝋を塗り込んでいるくらいで、本当に丈夫で重宝します。